どうも、ぶるーこめっとです!
今年も恒例のDTM用品ブラックフライデーセールがやってきましたね!
…え?もうブラックフライデーは終わった??
…まだ!ギリ!やってるところもあるんです!!
…ええい、長ったらしい導入はやめだ!時間が惜しい!
というわけで早速、今年のブラックフライデーデールで手に入れたDTM用プラグインの中で個人的に良かったと思うものを5つ紹介したいと思います!(KONTAKT音源3+エフェクター2)
まだギリ安く手に入るものもあるので、気になったものはチェックしてみてください。
※今回紹介する音源は3つ全てフルバージョンのKONTAKTが必要になります。KONTAKT持ってると一気に導入できる音源の幅が広がりますし、気に入らない所は自分でエディットできたりもするので是非オススメしたいです。↓
※こちらはKONTAKTを含んだ色々バンドルのKOMPLETEです。KONTAKT以外にも色々音源やプラグインが付いてきます。あの有名シンセのMASSIVEもあるよ。↓
なお、現時点ではこの記事に各プラグインのデモ音源は載せていませんので、各製品ページから聴いてみてください。
では、レッツゴー!
1. My Vibes (Fluffy Audio)
This is exactly what I wanted.
My Vibesは、Fluffy Audio社のビブラフォン音源です。
元々、IK Multimedia社の「Miroslav Philharmonik 2」に入ってるビブラフォンを使っていて、それもまあいいんですけど、ややアタック感に欠けるなーってずっと思っていたんです。
で、色々ビブラフォン音源を探しているうちに出会ったこのMy Vibes、まさに自分の探し求めていた強いアタックのある良音源でした。
ベロシティ強めに弾くと「キリッ」もしくは「カリッ」というアタック音のあるタイプのビブラフォン音源です。
しかもベロシティレイヤーやラウンドロビンも丁寧に設定されていて、弾いていて違和感ないし楽しいです。
で、これ、自分が買った時はセールで安くなってたんですけど、まさかの5.5ドルという安さでした。
このクオリティで5.5ドル!?って今でも驚いています…。
(というのも、ここでは名前は挙げませんが、他社の5ドル台の音源で「こんなもん売るな!」というレベルのひどい音源があったりしたので…)
まあ元の値段が75.90ドルだからっていうのもあると思いますが、それでもこの値段でこのクオリティのビブラフォン音源が手に入れられてホクホクでした。
やや低音の深みに欠けるかな?とも思いますが、元の音の素材がかなりいいのでエフェクターであれやこれやすればなんとかなりそうです。
あと、この音源のおかげでビブラフォンが本来どんな奏法をするのか知れたのもポイント高いです。ペダル踏んでる間はロングトーンで、踏んでない時は常に短い音なんだって。
この音源には、その本来のビブラフォンの奏法を再現した「REAL」モードと、ピアノで弾くみたいに鍵盤押している間だけ音が持続する「PIANO LIKE」モードの2種類の演奏モードがあります。
(因みにREALモードでちょっと弾いてみたんですが、むずすぎて自分はビブラフォン奏者にはなれないと思いました…。ピアノと全然違うんです。ビブラフォンを違和感なくきれいに演奏できる人すごい)
強いアタックがお好みでない方は、マレットのタイプがSOFT、MID、HARDの3種類あるので一番ソフトなものにするか、もしくは後述のMuletone Audio社のビブラフォン音源を検討してみてください。こっちもなかなかよさそうです。
これ書いている時点ではセール終盤ですが、今後もセールを行うと思われますので、それまで待ってみるのもありだと思います。
2. The Grand Marimba (Muletone Audio)
The Grand Marimbaは、Muletone Audio社のマリンバ音源です。
元々はビブラフォン音源を探すために上記のMy Vibesとほぼ同時に訪れたサイトで、「おっマリンバ音源もあるのか~ついでに見てみるか~」と軽い気持ちでデモ音源聴いてみたら、びっくりするほどめちゃくちゃ低音リッチな超良音源で一目惚れしました。
もう説明するのもヤボなのでまずは製品ページのデモ音源を聴いてください。そして、体の芯まで響く低音に酔いしれてください。
マリンバ音源はKONTAKT付属のFactory Libraryにあるものでも十分いいと思ってて、でももしもっといいものがフリーやプチプラで見つかったらいいなーと思ってた程度で真面目に探してなかったんですけど、思わぬ大収穫でした。
お値段は日本から買うと(セールで)3200円とちょいお高めですが、逆に考えたら3200円でこんなにいい音源手に入ったら安いもんです。というかこれ、費用対効果最強のマリンバ音源ではないでしょうか。(マリンバ音源にあんまり詳しいわけじゃないけど…)
一点だけ、デモ音源でも分かるのですが、D5の音(ちょっと高いレ)がビビりというか、あまり聴いていて心地よくない音がします。でもこれはフルバージョンのKONTAKTを持っていればエディット画面でいじいじして解決できます。(自分は該当サンプルを消して、隣接する音のサンプルを引っ張ってきました。これができるからKONTAKT持ってて本当に良かったと思いました)
マレットタイプは2種類で、柔らかな音の「White Sticks」とアタック強めの「Blue Sticks」があります。アタック強い音が好きな自分はBlue Sticks派です。
この音源のおかげでマリンバという楽器が一気に大好きになりました。いいマリンバってこんないい音が出るのか!って感じ。
多分今持ってる音源で一番好きな音源です。早くいっぱい活躍させてあげたいです。
セールは12月6日まで。
Muletone Audio – The Grand Marimba製品ページ
3. VS HARMONICA (Versus Audio)
VS HARMONICAは、Versus Audio社のハーモニカ音源です。
滑り込みセーフで安く買えたハーモニカ音源。Loot Audioという、色んな音源を売ってる某プラグインなブティックみたいなサイトで見つけた時はセール残り12時間くらいでした。
今まで色んなフリーやプチプラのハーモニカ音源を試してきて全滅だったのですが、これは安いのにとっても音質がよくていい音源です。なんというか、ハーモニカ音源にありがちな変な音のクセみたいなもの(なんかニセモノっぽいハーモニカの音というか)がほとんどないです。
お値段は(セールで)1250円。これも上記のMuletone Audio社のThe Grand Marimbaと同じく、費用対効果最強のハーモニカ音源だと思います。
やや倍音?というか高音がキツめでキンキンするので、デフォルトでONになってるサチュレーターを消してEQでハイカットしてなんとかしてます。
セールは終わってしまいましたが、Versus Audio社公式サイトで春にセールを行っているみたいなので狙ってみてはいかがでしょうか。(公式サイトの方が150円ほどですが安く買えます)
(余談ですが、「Versus Audio」って名前がめちゃくちゃ海外の企業っぽいのに中の人が日本の方で驚きました…。こういう音源ってほとんど海外の方が作ってる印象なので、日本の方の音源は個人的に少し新鮮でした。公式サイトも日本語です)
Versus Audio – VS HARMONICA製品ページ
4. UFX REVERB 2 (UJAM)
さて、ここまではKONTAKT音源を紹介してきましたが、ここからはエフェクタープラグインのターンです。
※あんまりがっつり使ってないので、ざっくりしたレビューになります。
UFX REVERB 2は、UJAM社のリバーブプラグインです。
Plugin Boutiqueで後述のTimeを手に入れるために(ほぼ無理やり)買いました。なんでもいいから買おう!と思ってたけどなかなかいいものが見つからないからじゃあこれで!みたいな感じ。
まあリバーブはいっぱい持ってて損はないと思ってます。
とはいえ、自分は既にリバーブの環境がほとんど出来上がってるのでアレですが、このリバーブ、なかなかいい感じです。
たまにMixを上げたらDryの音量が下がっちゃうクセの強いリバーブプラグインもありますけど、これはそんなこともないので普通に使いやすいです。(というかここをクリアすれば大抵使いやすいと思ってます)
リバーブのかかり方自体もそんなにクセがなく、使いやすそうです。
リバーブモードも豊富です。定番のRoomやHall、PlateからDrum RoomやShimmer、Courtyardまで色々あります。どれもいい感じです。
自分はShimmer系のリバーブは持ってなかったのでこれは収穫かも。
あと「Dual Mode」でより濃密なリバーブにできたり、「Finisher」でリバーブに色んなエフェクトをかけられるみたいです。
Stereo Widthが設定できなかったり、EQのハイパスとローパスが同時に設定できなかったりするのがマイナスポイント。特に後者はちょっと痛いかも…。
とはいえ、全体的によくできているリバーブだと思うので、まだいいリバーブプラグインを持っていない方は、最初に入手するリバーブプラグインとして安いうちに購入するのもありだと思います。何せリバーブモードが20種類もあるオールラウンダーですから。
公式サイトで無料トライアルがダウンロードできるみたいなので、気になる方はまず試しに使ってみるのもいいかも。
Plugin Boutiqueでのセールは12月7日まで。公式サイトの方もセール中ですがいつまでかは分かりません。
UFX REVERB 2(Plugin Boutique製品ページ)
5. Time (Lunacy)
This is exactly what I wanted その2。
And how this is freeee!!?!??
Timeは、Lunacy社のタイムストレッチャープラグインです。
Plugin Boutique恒例のキャンペーンで、現在Plugin Boutiqueで1円でも払えばタダで入手できます。
元々はBEAMというマルチエフェクタープラグイン内のいちエフェクトだったようですが、独立して一つのプラグインになったそうです。
小節や拍ごとに再生スピードを変更したり、繰り返し効果をつけられたりするエフェクターです。
FLをお使いの方ならお馴染み(?)だと思いますが、そうです、あの「Gross Beat」と同じようなことができます。
ただGross Beatと圧倒的に違うのは、エフェクトをかけられる範囲が2小節以上にできる所です。こういうのが欲しかった。
Gross Beatだと1小節までしか設定できない上に、再生スピードを変更する時(テープストップみたいな感じ)のスロープが曲線でないといけないのでちょっと使いにくいのです。
Timeの方は直線なので分かりやすくていいです。(ていうか直線しか書けません)
因みに、エフェクトをかけられる範囲ですが、確認してみた所どうやら64小節までいけるみたいです。ただ、64小節にするとバグなのかちょっとずれるので、実質その下の32小節までいけます。それでもすごい。
ただし、分割できる区分の数は16個までです。これは範囲をどの小節数にしても同じで、例えば32小節なら32小節を16分割までしかできない、ということです。
これはめちゃくちゃ細かく分割できるGross Beatに軍配が上がりますね。
ただ、分割した区分の長さはそれぞれ変えられるみたいで、16分割といっても「16等分」じゃなくすることもできるようです。例えば1小節を16分割するとして、全部16分音符じゃなくて一部32分音符にすることもできる、という感じです。(ただし長さ1小節の場合、区分の長さは最短32分音符のようです)
あと、タイムストレッチモード(Resample)だけでなくTextureモードもあるのですが、これは自分にはよく分かりません…。気になる方は調べてみてください。
Gross Beatの話ばかりで恐縮ですが、FLユーザーでない方でこのような時間系エフェクターを持ってない方にTimeはオススメです。あと、自分みたいにながーーい時間再生スピードを変えたい方にはマジでオススメします。マジでないんですよ、ながーーい時間再生スピードを変えられるプラグイン。しかもタダ。
キャンペーンは12月8日まで。再び同じプラグインがこのキャンペーンに参加する気がしないので、欲しい方は今のうちに!
(製品ページを載せてしまうと、誤ってそこで買ってしまいそうなのでPlugin Boutiqueのトップページだけ載せておきます。そこでTime以外の何かを買ってきてください。チェックアウト時にTimeを選択するのをお忘れなく)
(余談ですが、TimeのGUIの真ん中にドデカく表示されてる時計を見るたびBMSの『Toki』のBGAを思い出します…。そんなに似てるはずじゃないんですけど)
今後、これらの音源・プラグインを使った自分の曲を公開するかもしれません。それまで各公式サイトのプラグイン用デモ音源をお楽しみください。
まとめ
以上、2025年のブラックフライデーで個人的に入手して良かったと思うもの5選でした。
まとめると、
- My Vibes (Fluffy Audio)
- The Grand Marimba (Muletone Audio)
- VS HARMONICA (Versus Audio)
- UFX REVERB 2 (UJAM)
- Time (Lunacy)
の5つでした。
どれもいいプラグインなので大満足の黒金でした。
何か気になるものが見つかりましたら幸いです。
それでは、よいDTMライフを!
結論:みんなKONTAKT買おう。

