Babyface Proを使ってみた感想。様々なオーディオ環境と比べてみた

どうも、ぶるーこめっとです。

以前の記事でKOMPLETE KONTROL S88 MK2を購入した話をしましたよね。

その時に大量にポイントをもらえることがわかっていて、それを使って何を買おうか考えていました。

その時期にとある会社の新しいオーディオインターフェイスが発売されたんですよね。オーディオインターフェイス持ってはいるけど、ちょっと動作安定しないし(のちに紹介しますが、どうやらこちらのミスだったようです)ちゃんとしたのあった方がいいかなーと思って、ポイント使って買っちゃおうかと思ったんですけど。

でもその時、「安物買いの銭失い」という言葉を思い出しまして。せっかくだからいいもの欲しいなと思ったんですね。

で、少し前に高品質のオーディオインターフェイスだと聞いたBabyface Proを思い切って購入しました。

★2020/02/02追記:新しいバージョンのBabeface Pro FSが発売されました。上記のリンクはBabyface Pro FSのものですが、本記事ではBabyface Pro FSではなくBabyface Proを紹介しています。とはいえ、シリーズ機種であるため使用感の参考にしていただければ。

これもKOMPLETE KONTROL S88 MK2さんに負けず劣らず値が張るので、余裕でポイントをオーバーして出費してしまいました。本末転倒ですねw

けれど、これは買ってよかったと思います。

というわけで、今回はBabyface Proを使ってみて思ったことや3種類のオーディオ環境との比較をレビューしていきたいと思います!

因みに、自分はマイクやギターの録音用途で使うわけではないのと、DTM万年初心者なので音響に関してはあまり詳しくありません。

それを踏まえてご覧いただけたら幸いです。

オーディオ環境比較

オーディオインターフェイスで気になるところといえばやっぱり音質ですよね。

今回は録音の方の音質ではなく、聴く方の音質について素人ながら色々話していきたいと思います。

自分は今まで大きく分けて4つのオーディオ環境で音を聞いていました。音のデータを準備するのは自分には難しかったので、イラストで自分のイメージを視覚化してみました。

それがこちら。

  1. モニタースピーカーではないスピーカー経由で音を聞いたとき
  2. ノートパソコン直で音を聞いたとき
  3. iRig Keys I/O 49のオーディオインターフェイスで聞いたとき
  4. Babyface Proで聞いたとき

全てヘッドフォンを差して聞いたときです。

かなり感覚的な話になってしまいますが、一つずつ紹介していきますね。

モニタースピーカーではないスピーカー経由で音を聞いたとき

スピーカー名の表記は避けますが、正直今思うとこれは論外でした。

スピーカーについているイヤホンジャックにヘッドフォンを差して聞いた、という感じです。

モニタースピーカーを所持したことがないので詳しいことはわかりませんが、このスピーカーの質がよくないのか、それともスピーカー経由だとこうなってしまうのか、解像度の低いひどい音でした。

当時はずっとこれで聞いていたのでこれが普通になっていましたが、今はもっといい環境を知ってしまったのでもう戻れませんね…。

ノートパソコン直で音を聞いたとき

ノートパソコンについているイヤホンジャックにヘッドフォンを差して聞いたときです。

これがいわゆるスタートラインだと思うんですけど、スピーカー経由で聞いていた自分にとって結構衝撃でした。

と同時に、「なんてひどい環境で音を聞いていたんだ…」ってなりましたw

因みに自分のノートパソコンはBTOのゲーミングノート(OSはWindows 10)です。そのデフォルトのデバイスの音です。

Babyface Proと比べるとさすがに音質は劣りますが、意外とまとまりのある音なので悪くはないです。音全体のレイヤーが1つって感じです。

ただしあくまでも悪くはないってだけです。

あと聞こえる周波数の違いのせいか、若干音の広がりが狭い気がします。

iRig Keys I/O 49のオーディオインターフェイスで聞いたとき

自分はiRig Keys I/O 49というMIDIキーボードを持っています。

このMIDIキーボードにはオーディオインターフェイスがついており、キーボード背面にあるイヤホンジャックにイヤホンやヘッドフォンを差せば使用できます。

これも結構いいです。音が澄んでます。

こちらもBabyface Proに比べるとまとまりのある音で、奥行きがある気がします。レイヤーは1つだけど奥行きが表現されてるみたいな。

イラストでは表現上手前が少しぼやけていますが、実際の音がぼやけているというわけではありません。音の輪郭は滑らかであるという印象です。

一つ一つの音がそこまでガツガツ主張してくるわけではないので聞きやすいです。

ただし、24bit/96kHzまでなので、192kHzには対応していません。

あと、ドライバーが付属していないので動作が不安定なことがあるかもしれません…と言おうと思ったのですが、これはどうやら自分のUSBハブの電源供給不足が原因のようです。現在は今のところ安定しています。

とはいえ、個人的にはドライバーがあった方が安心はしますね。

Babyface Proで聞いたとき

はい、ようやくBabyface Proさんの出番ですw

iRig Keys I/O 49が奥行きのある音だとするなら、こちらは各レイヤーがそれぞれはっきりしている音、という感じでしょうか。音の種類だけレイヤーがあるといった印象です。

一つ一つの音の輪郭がはっきりしていて聞き取りやすいです。

ただし、その分それぞれの音が浮き出しすぎていて、音にまとまりがないとも言えるかもしれません。

自分も最初、こういう音量バランスで音を聞くのは初めてだったので、音量調整に迷いましたw

あとなんか他の環境じゃ聞けなかったり印象に残らなかった細かい音が聞き取れることがあります。こんな音鳴ってたのかと。

なので、楽曲制作や耳コピをする際にはBabyface Proは大きな助けになると思います。

このオーディオインターフェイスがエンジニア向けだとかプロユースだって言われている理由がわかった気がします。故に自分に使いこなせるかわかりませんが…w

因みに、こちらにはドライバーがあります。

サンプルレートについて

Babyface Proは24bit/192kHzまで対応しており、いくつかの周波数帯から選ぶことができます。

で、自分、そこまで聞き分けられる自信ないし192kHzにする意味はあるのかと思ってたんですけど、どうやら何かが違うみたいなんですよね。

Babyface Proを導入してから44.1kHzと192kHzで音や音楽を聴くことがあるのですが、192kHzで聞いたときに「なんかこの曲いい曲だな…」って思うことが多いんです。

例としてUndertaleというゲームのBGMを挙げます。

神曲の宝庫で有名なこのゲームのBGMで好きなものの一つにスノーフルの町のBGMがあります。

もちろん、ノートパソコン直で聴いたときやBabyface Proの44.1kHzで聴いたときもいい曲なんです。

けれど、Babyface Proで192kHzにして聴いた途端、「なにこれ!!?」ってなりました。

そこにいるんです。音が。まるでモンスターたちがスノーフルの町で演奏しているのをそこで聴いているかのよう。

驚きましたよね。オーディオ環境、ましてや同じオーディオインターフェイスのサンプルレートでこんなに印象が変わるのかと。

これに気づいてからよく比べてみたんですけど、確かに44.1kHzにすると音が少し粗いというか、高音質なのを無理矢理下げてるみたいな感じがします(実際そうなんでしょうけど、音からそれが感じられるというか)。

上に書いたBabyface Proさんの印象も192kHzで聴いたときのものです。

ただし、192kHzにしてDAWなどで作業すると重いです。

なので、自分は最初プロジェクトが軽いときに192kHzで作業をして、重くなったら44.1kHzにして完成させて書き出す、みたいな感じにしています。

DTMのときは192kHzと44.1kHzでだいぶ音が変わるので、最終的に一般的な規格でファイルも小さい44.1kHzで仕上げたいというのもあります。正直この辺はあまり詳しくないので何が正しいかはわかりませんが…w

リスニングの際は192kHz固定で大丈夫だと思います。むしろ、192kHz推奨です。

ついでにゲームをやるときも192kHzをおすすめします。最高です。

ゲームによってはゲームが落ちてしまうかもしれませんが…。

まとめ

というわけで、Babyface Proはさすがのプロ品質だったというお話でした。

実は、最初にBabyface Proを導入して音を聞いたとき、「すっげえ音質いい!!」とはなりませんでした。「確かにちょっと違うけど…?」みたいな。

ちょっと焦りましたwいい値段ですしね。

それは以前の環境との音の違いに慣れてなかったからというのもありそうですが、192kHzにしてなかったからってのもあると思います。

やっぱり値段相応の品質はありました。買ってよかったです。

楽曲制作にもリスニングにもおすすめです。

自分もBabyface Proさんに見合うような実力をつけなきゃなあ…ww

それでは、今回はこの辺で。

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